2019-01-01から1年間の記事一覧

日本青年館での一日

先日、知人が演出を担当する市民劇団ミュージカル公演の裏方を手伝いました。このような演劇の裏方という作業は、これまでも経験がなく貴重な体験でした。この演劇を公演した会場が、「日本青年館ホール」です。建物は、2020オリンピック開催に合わせて、201…

英語と日本語と語学教育論

先日の内閣改造で環境大臣に就任したばかりの小泉進次郎氏の英語発言が議論を巻き起こしています。彼は、「環境問題はセクシーであるべきだ!」と発言、それに対する賛否両論があるようです。否定派は、彼の大臣資質を疑い、肯定派は、「上手い表現だ」(在…

スマートシティと人権と政治

参議院選挙が終わりました。いつもの国政選挙より、候補者の街宣車からの音声が非常に少ないと感じました。巷で言われる「マスコミの(選挙報道)無視」の影響もあるのかもしれませんが、もっと大きな要因は、「ネット選挙」がいよいよ顕在化してきたのでは…

「都市は自然である」

日野啓三という作家が「都市は自然である」と述べています。彼の言い分はこうです。「都市を非人間的だという人がいる。自然にかえれ、と叫ぶ人もいる。だが田園牧歌的自然は、私にはどうもなまなまし過ぎる、というか、閉じこめられた馴れ合いの息苦しさを…

脱原発と脱温暖化と太陽光発電

FIT制度が今年度(2019年)で10年を迎え終了するという。そもそも「10年間」という制約があったため突然の出来事ではない。太陽光発電を含む再生可能エネルギーへの関心が高まったのは、もちろん2011年の東日本震災による福島原発の崩壊がその大きな要因であ…

老子的生き方と炭焼

『天長地久。天地所以能長且久者、以其不自生、故能長生。是以聖人、後其身而身先、外其身而身存。非以其無私邪、故能成其私。 (天は長く地は久し、天地の能く長く且つ久しき所以のものは、その自ら生ぜざるをもってなり。故に能く長生す。ここをもって聖人…

長谷川康子の自由

今から45年前、2年半ほど半同棲生活をしていた医大生の女子と別れた。巷では 上村一夫の「同棲時代」という劇画が評判で、「神田川」という叙情フォークが流行った頃。戦後民主主義的同棲は、相互に平等に認め合うというなまっちょろい緩やかさを持っていた…

貧者と富者の戦い

資本主義が産業制から金融制に移行した時、利潤を産む原資も労働剰余価値から金融利子価値に変わった。それを可能にしたのは「生かさず殺さず」という収奪論理が「殺しても構わない」に変わったからだ。従って国家の再分配機能も「富者→貧者」から「富者←貧…

【人生の色つれづれなるままに~】

亡くなった歌手の島倉千代子さんの唄に「人生いろいろ」という歌謡曲がありました。島倉さんにしては、結構コミカルな歌だと思ったのですが、カラオケ名好きな方には結構歌われる唄のようです。そういえば、小泉純一郎氏が総理の頃の野党の質問に対して「人…

病は気から~人も国も~

先日、右目が急に薄い膜に覆われたかと思うと、視界に糸のような雲のようなものが現れる、いわゆる飛蚊症が起こり、また視界というか目玉の中から稲妻が走る症状が現れました。これまで経験したことのないことだったので、正直気が動転してしまいました。私…

「都会と田舎」考

先日、東京都港区の南青山で児童相談所設立に関して地元住民が「迷惑施設」として反対するという“事件”がありました。反対の理由が「貧乏人が住むところではない」と言ったことから、反対者に対する反論が大きくなり、“事件”そのものはなんとなく収束したよ…