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もうひとつの炭焼三太郎はなし

高尾山に伝わるもう一つの炭焼三太郎はなしです!

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とんとんむかし、高尾のお山の南谷の里に三太郎という炭焼きがひとりで住んでいたそうな。

大変な働き者で自分の家の裏山に炭焼きのかまをつくり上等な炭をせっせと焼いていたそうな。

もうすぐ正月という年も詰まったある日のこといつものように八王子の宿へしょいこに炭を5俵もつんで売りに出かけたそうな。朝からの雪で道は一面白化粧。

ふと道ばたをみると妙ちきりんな山がすこし動いたように見えた。あれなんて変な山だと三太郎は雪を払って驚いた。年をとった坊さんが倒れて雪をかぶっていたのだ。三太郎は積もった雪を振り払ってやったところ。この坊さんは「ここ七日もお腹にいれておらず動けなくなってしまいました。」と言う。気の毒になった三太郎は炭俵を傍らにおろすとこのしょいこに坊さんを乗せ家に連れていきました。炭はまた焼けばよいのだから。

家につき手厚い看護により坊さんはみるみる元気になりました。三日たった朝、

坊さんは三太郎を呼び「お世話になりました。お礼をしたいのいですが。お正月を迎えるとどの家でも古いお札を片づけるでしょう。そのお札をいただいて炭焼きのかまにいれてごらんなさい。」           

坊さんが立ち去った後、三太郎は教えられたとおりに村中の家々から古いお札をもらって炭焼きがまに火をいれました。そして炭が焼けたころかまをあけてびっくりしました。おおお、かまのなかから大判、小判がざくざくでてきたではありませんか。三太郎はたちまち大金持ちになってしまいました

しかし、それは長く続きませんでした。三太郎は人はいいのですが、考えが足りないのです。

こんなに小判がでてくるのならと自分の家の炭焼きだけではたらず、とうとう

切ってはいけない高尾のお山の木まで切ってしまったのです。炭焼きのかまの火を落とした三太郎はきっとすごい小判がでてくるぞと期待しながらかまをあけました。あれれ、なんと灰になった小判がいっぱい。三太郎はあわててしまっといた小判をいれた箱のところをかけつけました。「おおや」そこはからっぽでした。欲をだしたおかげで、全部もとの灰になってしまったのです。おしまい。

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人間欲をかくとよろしくないですね!!

みなさんも気をつけましょう!