【共同体と個との関係考察】


基本的には、人間は社会的動物ですから、否が応でも群れないと生きて行けない存在です。
一つの仮説として、共同体(群れ)の「規模」と「個」の関係は反比例のような気がします。

「群れ(の規模)」×「個(の自由度)」=一定

群れの規模を国家や世界という見方をすればするほど個の自由度は小さくなり、規模が家族やご近所、集落などでみれば、その自由度は大きくなる、という関係でしょうか!
そういう意味では、「グローバル時代」は個が大きく疎外される時代とも言えます。
しかし、この考え方はあくまでも相対的且つ”量的”視点であり、「個」にとって「なぜ生きている(存在している)のか?」という問いかけは永遠に解けない命題ではないかと思います。
古代から中世にかけての宗教、近代の資本主義(或いは共産主義)もその回答をとりあえず出してきた訳ですが、なかなか正解に程遠い、という状況でしょうか。
こういうときは、お酒を飲み、大いに笑い、自分を解放すれば(これが難しいのですが・・)何とか正解に近いモノが得られるのではないかと考えながら、日々を過ごしています。