【無機由来石油の存在とトランプ政権】

トランプ政権のティラーソン国務長官がなぜ指名されたか!については、対ロシア政策として様々な憶測が飛んでいるが、化石燃料枯渇説即ち「オイルピーク論」を覆す地球深度由来の石油である無機由来石油の存在があるという話には説得力があるように思える。石油は従来有機由来、即ち化石燃料と言う理解が一般的だが、もっと地球地底奥深い所(200k以上)に、無機の炭化水素が存在していることは科学的には1950年代から論じられていたようだ。この説によると、現在石油は出ないとされている地域からも石油採掘が可能だという。もしこの説が正しい或いは事実として認められれば、資源を巡るこれまでの議論が根底から覆されることになる。地球温暖化の議論の発端も「石油枯渇による資源不足」から始まった。この無機由来石油については、スターリン時代からソ連において深い研究がなされていたらしい。現在のロシア・プーチンがこの科学的成果を保持していることは当然考えられることだ。ティラーソンのエクソンシェブロン、シェル、BPと言う四大石油資本が、これまでの代替エネルギー論から、再度石油エネルギー主流論を構築しようとしていることは、これらを前提とすればこれまた当然考えられることだ。トランプのパリ協定離脱、対ロシアに対する友好的連携がなぜ進められるかの一つの根拠として考えることが出来る。これらの動きの背後にキッシンジャーがいることは明明白白の事実となっているが、彼の有名な言葉『 石油を支配する者は、諸国を支配する。食糧を支配する者は、人口を支配する。マネーを支配する者は全世界を支配する』を彼はいままた夢見ているのだろうか。これらが正しいとすれば、トランプの大統領就任後の矢継ぎ早の政策執行と彼の自信満々の政権運営スタイルもうなずけるものがある。

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