男と女

・男性と女性はそれぞれの役割を与えて神が創り給うた。

・一方には感性より理性が、もう一方には理性より感性が少しだけ上回るように。

・男性の理性はどちらかと言えば未来志向であり感性は現実を求めるが、女性の場合はその逆だ。

・女性はある目的を達するための手段をその理性により生み出すが、目的そのものを生み出すことはしない。男性の場合はその逆だ。

・男女の結合とはそのような人格を持った者同士が、ある意味精神的なもう一つ上の形而上的一個の人格を作っていく作業に他ならない。

・そして、その人格の目となるのは女性であり、その腕となるのは男性である。

・しかし、神はここでもう一つのヒネリを与え給うた。

・女性が見る必要のある事柄を教えることが出来るのは男性からであり、男性が為すべき事柄を教えられるのは女性である。

・このように相互に依存しあい、共同の目的に向かっていくのが男性と女性のあるべき姿であり、それを成し遂げるには両者の間を調和が支配していることが必要だ。

・それはフィフティフィフティというものではなく、どちらがより自分のモノを多く用いるのかそれはわからない。

・何故なら、それぞれが相手の衝動に従うからだ。

・それぞれが服従しあい、そして両者ともに主人である。

・それを愛と呼んでもいいだろう。