グローバル化の正体

金融のグローバル化についてであるが、面白い喩えばなしを聞いた。<BR /><BR />「国際資本が完全に移動していないときは、日本人は日本の領土内にプールをつくり、そこに貯蓄という水を入れて、日本人だけがそのプールで無料で泳ぐことができた。<BR />アメリカ人が「そっちで泳ぎたい」と行っても「高い入場料を払ってください」といわれてしまう。<BR />しかし、国際資本が自由化されると、太平洋と大西洋にひとつだけ大きなプールをつくり、みんなで自由に貯蓄をいれて入場無料で泳ぐことができるようになった。<BR />これでアメリカはプールに水をいれる努力をすることなく、自由に泳げるわけである。<BR />一方、日本は一生懸命貯蓄をして、がんばってプールに水をいれている」<BR />こうやって、アメリカは世界中の預金を自分の預金であるかのごとく自由に使い、バブルのもとでそのお金を運用し、膨大なキャピタルゲインを得ていった。<BR /><BR />実にわかりやすい話ではある。<BR />ちなみに、グローバル化の影響を最も大きく受けるのは、先進国の中産階級ということらしい。<BR /><BR />もっとモノゴトの本質を見る努力をしないと、結果的にダマされるしかないということか!?