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火遊び

みなさんは、「火遊び」をした経験がおありでしょうか?

最近、いや結構前から「火は危ないモノ」という考えが広まり、学校教育現場は おろか、一般にまで「焚火規制」の法律(ダイオキシン類対策特別措置法等)が 出来てしまいました。私の子供の頃は、「風呂焚き」「かまど焚き」「落ち葉焚 き」「練炭火付け」など日常的に火と付き合う時間に暇がないくらいでしたが、 社会の進歩(あくまでも物質的側面としてですが)とともに、童謡『焚き火の 唄』の風情は無くなったようです。

確かに、”火”が原因の悲惨な事故、事件はあ りますが、果たして”火”から人間を単純に切り離せばよい、というものではない でしょう。

人間が人間である存在理由は、自然との関係無しには考えられないものです。 「火」「水」「風」「音」、、、自然が生み出すこのような力にその厳しい面も 含めて、ある意味では”育まれて人間は成長して来ました。また人間の社会の歴 史もそのように進化してきたと言えるでしょう。人間と動物の違いが「火を使 う」ことであれば、人間が火に触れることは必然です。当然、火の怖さも経験し たことでしょう。火に対する人間と動物の根本的違いを文字(漢字)で現すとす れば、人間は「(火を)畏れる」であるし、動物は「(火を)恐れる」という 「畏怖」と「恐怖」の違いということでしょう。「畏怖」とは「おそれかしこま る」ことであり、「恐怖」は「おそれおののく」ことです。すなわち、”火”とは 人間にとって敬うべき神的存在でもあった訳です。古来から文化行事において 様々な「火祭り」があるのはこのような理由によるものでしょう。

ところで、「食育」という語彙は良く聞きますが、「火育」という言葉もある そうです。私も最近知りました。しかし、これまで述べたように単純に「火は怖 い」ものとしないで、火の歴史やその力、怖さをキチンと教えています。この 「火育」を推進しているのが東京ガス大阪ガスと言うガス屋さんと聞いて、 ちょっと複雑な思いながら「東京電力とはえらい違いやな!」と妙に納得してし まいました(笑)。

さて、このような「火」ですが、「炭焼」も一種の、というより本格的「火遊 び」の一つです。炭焼きではいろいろな火と”対面”します。特に最後の通称「ガ ス抜き」(窯の中に残る有害な一酸化炭素を消去するための作業)と呼ぶ過程の 火は実に幻想的なものです。この時発生する青い火を見つめると、「畏怖」とと もになぜか「至福」を感じます。心理療法に火を使用する「キャンドルセラ ピー」というものがあるそうですが、同じく心理療法の一つ「森林セラピー」も 良く聞きますね。

「炭焼き」の火遊びは、この両方を兼ねた「心の癒し」の行為 (遊び)とも言えます。  都会で人間関係に疲れた”大人”の皆さん、是非炭焼の「火遊び」で心を癒しま せんか!

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http://www.osakagas.co.jp/hiiku/pdf/pam_hiiku.pdf (火育 大阪ガス

 

(DAIGOエコロジー村通信10月号より)