ヤマアラシのジレンマ

ドイツの哲学者、ショーペンハウエルの寓話に「ヤマアラシのジレンマ」というお話があります。

ヤマアラシのジレンマ』とは「自己の自立」と「相手との一体感」という2つの欲求によるジレンマ。寒空にいる2匹のヤマアラシがお互いに身を寄せ合って暖め合いたいが、針が刺さるので近づけない・・・」(ウイキペディアより引用)という話で、結局「お互いには程よい距離がある」ということのたとえになっています。

ところで、現在の社会では、通常考えられないような犯罪が数多く起きていま

す。そこに共通する一つのキーワードが過剰な「自己防衛本能」とも言われています。特にこれまで経験してないことや不安なことに接すると過剰な「自己防衛本能」が働き、自分でも気づかない行動を起すことになります。

情報過多な時代は、生身の人間ではなく違う形の「ヤマアラシ」が日常的に接してきているということが言えます。特にデジタル技術の進歩は、人間の本来のコミュニケーション法の中身までも替えようとしています。携帯や電子メールは便利ですが、息遣いの無いデジタルな信号でもあります。これに過剰に反応したりした経験は多分誰でもあると思います。

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DAIGOエコロジー村は携帯がつながりません。コミュニケーションを取るのは炭焼をする生身の人間の体と会話です。そこでは、小さいけれど「信頼」が産まれてきます。また大自然の環境が、「程よい距離」も物理的にも作ってくれます。

 

最近、自己防衛本能が少し強いかな、と感じた方は是非エコロジー村にお越しください。とてもリラックスできますよ!!