炭焼セラピー

アロマテラピー(セラピー)」「森林セラピー」「アニマルセラピー」などな

ど、「セラピー(Therapy)」という言葉が流行っていますね。もともとは、

「療法」と言う意味のフランス語のようです。

最近は、若い方々の憧れの職業に「セラピスト」もあるようですね。

「心身の癒し」を求めるのに、五感(視覚、聴覚、触覚、味覚、嗅覚)を媒体としたセラピーは、自然界のあらゆるものがその対象になりうると思われます。

 実は私たちの炭焼にも「セラピー効果」があります。

炭焼は、体と五感をフルに使います。前半は、炭材の準備、点火という体を使う時間、着火(炭化・熱分解の始まり)後は、煙の色(視覚)、匂い(嗅覚)、温度(触覚)等を五感で感じます。特に、着火後の時間は非常に長く、簡易ドラム缶窯でも8時間~20時間(※焼き方にも寄ります)という”何もしない”時間を過ごさなくてはなりません。”何もしない”からと言って居眠りや酒びたりになる訳ではなく、やはり五感を駆使しながら窯との対話を行う、という時間ですが、この時間が非常に素晴らしい時間です。

 都会生活に慣れた方には、最初はなかなかとっつきにくい時間ですが、この時間が、セラピー効果を与えてくれます。まだ炭焼をやったことがない方、或いは、都会生活に疲れた方、是非一度この時間を味わってみませんか!