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「たたら製鉄」と炭焼

たたら製鉄」という言葉をお聞きになった方も多いと思います。

宮崎駿の「もののけ姫」にも出てきました。

簡単に言えば、「和風製鉄」とでも呼べばいいのでしょうか。

日本では、洋風製鉄(溶鉱炉式)が入る明治までは、鉄生産のメイン手法でした。

このたたら鉄生産に使われていたのが「木炭」です。

映画「もののけ姫」では、(製鉄に)木炭を使いすぎたあまり禿山になるという描写があり、どちらかといえば、木炭に「環境破壊」という意味がこめられている、という見方もあるようです。

一方、「たたら製鉄」はコークス等を使用する高温溶解炉による製鉄と違い、低温(1200~1450℃)製鉄で、不純物も少ないことから、「木質バイオ製鉄」とでも言える日本独自の製鉄法でもあります。

炭焼を普及することを目的の一つにしている私たちにとっては、「環境(Ecology)」は重要であり、また同時に「持続可能な循環型社会形成」という視点からの「経済性(Ecology)」も重要です。

実に、このE&E(Ecology&Ecology)の両立課題は難しい問題です。

 

  • ちなみに、米国オバマ大統領は、「環境ニューディール」と銘打った政策を大胆に推し進めて、崩壊した米国経済を立て直す、という方針のようですが、この矛盾に近い命題をどのように解決していくのか(できるのか)、興味のあるところです。(2009.2)