乱世

炭焼き村のある高尾山系八王子恩方地域は、紅葉が始まり、山も色づいて来ました。みなさまの町ではいかがでしょうか。

さて、今月も毎日のように「世界経済危機」が報道されていますね。

そういう中で、米国大統領に初の黒人大統領も誕生しました。

私たちは今、未曾有の様々な歴史的事実を毎日のように見ているのかもしれません。

それはまた歴史研究家達にとっては、ワクワクドキドキする幸せなことなのかも知れません。

「乱世」と言う言葉がありますが、文字通り今がその「乱世」なのでしょう。

「乱世」と反対の言葉が「治世」です。

中国のことわざに、「治世能臣、乱世姦雄。(治世の能臣(のうしん)、乱世の姦(奸)雄(かんゆう)なり)」(十八史略)という言葉があります。

三国志曹操を評したことわざとも言われています。

平和な時代では、単に優秀な官僚でしかなかった曹操ですが、乱世のお陰?で悪知恵を使いその存在を歴史的なものにした、ということのようです。

現在の乱世に曹操のような”乱暴者”が出てきても、非常に迷惑千万なことですが、米国民にとって果たしてオバマ氏の場合はどうでしょうか。また、わが麻生太郎氏は?あるいはあなたは?

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乱世であれ治世であれ、市井に生きる我々庶民としては、ただ「平和(平穏)」

を希求するのみです。

炭焼は自然の中での自給的な活動であり、平穏な暮らしのシンボル的ライフスタイルともいえます。

そこで焼かれる”炭”はまた非常にシンプルな”作物”です。

様々な「知識・知恵」が無尽蔵に堆積され、益々複雑化する都市生活の中に、少し"炭"を置いてみてはいかがでしょうか。

炭の効果に、「不安を和らげる」という効果もあるような気がします。

だまされたと思って一度お試しあれ!(2008.11)