金融危機
先月の福田首相辞任というニュースでも驚きましたが、今月は、もっと驚く超弩級の「金融危機(恐慌)」のニュースが世界を駆け巡りました。
前FRB議長のグリーンスパン氏は「100年に一度の危機」と評しており、世界各証券市場も歴史的な下落幅を示しました。
- 本件に関しては、テレビやネットでは、様々な論評や意見が洪水のように出ていますが、皆様のお考えはいかがでしょうか。
1929年の世界恐慌と違い、大量な情報量と情報伝達の速さのせいか、未曾有の金融危機にも係わらず、なぜか世間は「平静」を装っている感じです。
「格差社会の現象」が毎日のように報道され、”いまさら”、という諦め(皮肉)もあるのでしょうか。
「金融工学」などともてはやされ、「お金が商品となりお金を生む」というデリバティブ取引の蔓延した結果であれば、遅かれ早かれこうなるのはわかっていた、と(今だから)言えますが、しかし、人間とはやはり"愚か"としか言いようがないですね。
この金融矛盾の解決を決して”戦争経済”で解決しないでほしいと願うばかりです。
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炭焼の大先輩、杉浦銀二先生は「炭が地球を救う」が合言葉ですが、「炭焼が世
界経済を救う」という知恵を考えたいと思うこの頃です。(2008.10)