梅雨と水

異常気象、地球温暖化が直接原因とも言えないでしょうが、関東地方では、今年の梅雨は空梅雨模様ですね。

  • 梅雨は、以前は、「男梅雨」「女梅雨」などと表現したり、天気予報でも「男性型」「女性型」などと言ったりしていました。

ジェンダーフリーという考え方からは、少ししかられそうですが、

ちなみに、今は、「陽性型」「陰性型」と呼び変えているようです。

また、俳句の季語には、「男梅雨」「女梅雨」は今でもあるようです。

さて、梅雨の話ではありませんが、地球温暖化の主役二酸化炭素CO2の影に隠れ、余り議論にもなりませんが、非常に大事な問題として、「水」があります。

地球全体の水のうち、海水が97.5%で、淡水は2.5%しかありません。

しかも、そのうち、人類が飲める水は、僅か0.5%です。

この「水」をめぐり、今また、新しい混乱が起きようとしています。

昨今巷をにぎわす、投資ファンドは今度は「水」に向かう、という話もあります。

また、「ウオーターマネー」と呼ばれる金融資本もあるようです。

一方、世界の河川・湖沼は、人間活動により、非常に大きな汚染と減水現象を起こしており、食料危機から水危機への飛び火も懸念されています。

洞爺湖サミットは「環境サミット」というキャッチフレーズで開催されますが、抽象的な環境の議論ではなく、地球に生きる一人ひとりの人間の”いのち”を見据えた議論を先進国首脳には期待したいものです。(2008.7)