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玄関でしゃべらせろ!

「森友問題」を見ていると「言葉(言語)」の持つ“いい加減さ”が見えて来るのだが、逆に言えば、「言葉(言語)」とは相当に奥が深いものだ、という風にも感じられる。世界のあらゆる存在のうちで、「言葉(言語)」を使うことでその存在を支えているのは人…

正直ということ

森友問題における籠池泰典氏と、係ったと思われる政治家(或いは官僚)を比較すると「正直」という観念の実体が赤裸々に見えて来る。バイアスのかかった報道だけを通すと、籠池氏は「常識はずれのアナクロな人間」であり、森友問題とはそのような非常識な籠…

森友疑獄の裏で進む国土売渡しの謀議

安倍政権の根底を揺るがすような森友疑獄問題がクロースアップされている中で、3月7日に水道事業の民営化路線を進める「水道法改正案」が閣議決定されました。ほぼすべてのマスコミはこのことを報道していませんが、政府は国民の生命確保の基礎中の基礎であ…

チャーチルの寓話とエコロジー村

よく聞かれます。「何故、エコロジー村は皆さん仲良くそんなに長く続いているのですか?」という疑問。エコロジー村は開村(1996年)して20年過ぎました。確かに、メンバーの入れ替えはそれぞれの事情によりありますが、古い新しいに限らず、メンバー仲良く…

中小企業よ、連帯せよ!

世界の先進国における中小企業の割合は、日本99.7%、米国99.9%、EU99.8%、また総雇用者数に占める従業員の割合は、日本69.0%、米国57.9%、EU(独仏英平均)57.0%となっています。このように、世界的に見ても中小企業が占める指標割合は高いのですが、何…

「炭」という漢字と「灰」という漢字の違い

先日、八王子の小学校の「炭焼体験教室」を行いましたが、窯出し(出炭)で 何とほとんど炭が残っていずに、かろうじて形をとどめた”灰”寸前の”炭”が、ド ラム缶窯の底に横たわっている、という惨状でした!授業の冒頭に、炭の効能や 歴史、用途などを得意満…

『大菩薩峠』と八王子

今年は、DAIGOエコロジー村のある八王子が市制100周年を迎え、いろいろな催しが企画されています。東京オリンピックを見据えたスポーツクライミングのワールドカップも東京都では初と言うことでエコロジー村近くの総合体育館で5月に開催されるようです。知名…

『世間虚仮・唯仏是真』

2017年の世界はトランプ新大統領就任で益々不透明な状況へと突入するようです。誰もが先に不安・不信を感じながら目の前の可視化できるものだけを信じ(ようとす)る。しかし可視化されたものの実体も果たしてあるのかどうかわからない。ただ、イメージだけ…

2017年正月自然別荘滞在記

今回で3度目の南伊豆某所にある洞窟(以後”自然別荘”と称す)で三が日を過ごした。今までの中で一番暖かで穏やかな日和に恵まれた。宿主の縄文人、三森師匠は前日大晦日の日に先に投宿開始。私は一日遅れて元旦の早朝六時高尾を出発、現地に正午きっかりに到…

創造と破壊をくり返す歴史

アメリカ大統領選挙結果については我が国のマスコミ、SNSなどあらゆる領域、階層から様々な評論が飛び交っています。ヒラリー(当選)を想定内として期待していた向きには相当なショックの様です。それは現政権支持派だけでなく反支持派においても共通な認識…

炭焼党員の恋 

18世紀末から19世紀初めにかけて、イタリア統一前のナポリ王国に炭焼党という秘密結社が誕生した。この頃のイタリアはまだ複数の小規模王国が強力なオーストリア帝国に支配されていたが、時はフランス革命を経てナポレオンがその勢力を伸ばしている頃、その…

観念と経験について

経験から観念が生まれるのか、観念が行為を決定し経験になるのか、有体に言えば「卵鶏論争」レベルの話にもなるが、実在する社会は全くカオス状況であり、そこには経験と観念がせめぎ合いと混ざり合いを絶えず繰り返している。我を主体として外を見れば社会…

男性<主流>文化から女性<主流>文化への転換

人類の歴史は、「男」と「女」という根源的2大本質から作られて来た。宗教的に言えば、アダムとイブの原罪から始まった。しかし、我々が確認できる歴史においては、この2大本質は一方的な従属関係、支配被支配関係に固定され、そこから作り出される人間の文…

唐十郎『少女仮面』鑑賞記

不条理劇が今日の社会においてどれほどの影響力を持つことが出来るのか、その可能性を少しは期待できそうな演劇だった。この劇が演じられた1969年は日本社会が60年安保に続く戦後2番目の動乱時期であったが、60年の政治闘争が文字通り「政治イデオロギー」に…

「パリ協定」の政治戦略と我が国

9月3日、米中両政府がCOP21で採択された温暖化対策「パリ協定」を批准したというニュースは耳新しいところです。日本ではオリンピック狂騒に遊び呆けた後に、またぞろ中国との軍事的緊張だけを一方的に報道する相変わらずのマスコミの姿勢が目立つ中で、この…

健康と不健康の境目

テレビのCMを見ると「健康関連グッズ」のオンパレードです。高い宣伝広告費を 払えるということは、そのようなグッズが売れているからであり、また「健康」 をとにかく気にする人が多いということでしょう。CMだけでなく、テレビの番組 でも「健康に関するも…

土屋高輝さんを悼む

土屋高輝さんと初めてお会いしたのは、共通の友人であった和田典久氏の紹介が切っ掛けだった。その頃北新宿にあった私の事務所に和田氏と一緒にお出でになられたのは、記憶は定かではないが確か平成12年の春の頃だったように思う。しかし、お会いする以前か…

仮想通貨

金融経済については余り知識はありませんが、というかもともと興味が無いのですが、とはいえこの社会に生きている以上、金融(カネ)が私自身の物質的生活基盤の要諦となっているのは事実でありそこから逃れることはできません。さて、今年の2月、東京三菱UF…

天皇明仁と人間明仁

平成天皇が「生前退位」という”お気持ち”を表明されました。朴訥と語る口調のおよそ11分の全文は1823文字からなっています。普通5分間スピーチで1500文字と言いますから、天皇はその倍以上の時間をかけてスピーチを行ったことになります。天皇の口調をモノマ…

中小企業の小考察

先日の参院選時にテレビのインタビューに都内の中小企業経営者がこのように語っていました。「(アベノミクスによって)景気が良くなり、我々中小企業にも大企業からどんどん仕事が入って来ることを期待しています」と。アベノミクスの是非はともかくも、こ…

オリジナルと複製

ちょっと前にあったオリンピックエンブレム「コピー」騒動ですが、現代の技術はいやおうなしに「複製」を極限に可能とするものです。複製の技術を歴史的に見れば、その始原はまず「写真」に求められ、次いで写真(静止画)を動画化する「映画」が指摘される…

離婚劇としてのイギリスEU離脱

イギリスがEU離脱する。我が国を含む先進国の報道をみていると悲観的な論調がほとんどであるが、その根拠は「カネ」でしかない。EU離脱が「やれ株価が下がる」「やれ円高だ」「日本企業が危ない」、、、、挙句の果てが、「年金がもらえなくなる」という脅し…

「電力自由化」の裏読み

この4月からこれまでの大規模需要者にのみ対象だった電力小売り規制が緩み、一般家庭も対象となったいわゆる「電力自由化」制度が始まりました。これを受けて、事業チャンスとばかりに4月時点での電気事業者登録数は大小合わせおよそ800社余りに上ります。こ…

マルコムXとカシアス・クレイ

モハメド・アリが死んだ。世代的には一世代上になるが、やはり同時代のヒーローというよりアンチ・ヒーロー的存在だった。「モハメド・アリ」という名よりは、「カシアス・クレイ」いう名の方が私にはしっくり来る。彼がヘビー級世界チャンピオンになった頃…

オバマ大統領の広島でのスピーチについて

先日のオバマ大統領の広島訪問及びスピーチについては、少し考えるものがありました。彼のスピーチは日本のメディアはもちろんのこと、海外メディアでも概ね評価されたものとなっています。また多くの日本人が「感動した!」と思っているようです。確かに、…

奄美・沖縄「独立論」の裏にあるもの

またもや沖縄で起きた米軍による殺人事件。いつになったら「沖縄問題」は解決するのか。果たして「解決」とは一体どのような状態を指すのか。頭がうまく回らない中で何とか考えてみようと思い書いた。 ■支配権力側の視点 沖縄返還から45年が経った。同じ敗戦…

低炭素社会へのアプローチ考

平成24年に独立行政法人科学技術振興機構が出したレポート『低炭素社会づくりのための 総合戦略とシナリオ』の中、「6章3.低炭素社会構築促進への社会システム・デザイン手法の適用」では、低炭素社会のイメージとして、(低炭素社会とは)「資源浪費型の人…

法衣と権威に弱いのは誰か!?

一休さんの頓智ばなしは子供時代に聞いてもなかなか面白いものですが、世の中のいろいろな経験を重ねた今でも、読み返すと子供時代の解釈とはまた違った、言い換えれば奥が深いというか微妙な人生の機知のようなものも感じさせてくれます。その一休さんのと…

中央構造線上における地震の連鎖へのあるべき態度

「連動型地震」というのは学会的には仮説ということらしい。気象庁が「想定外」という表現で今回の”多発地震”について説明していたが、「科学的に証明されたものでないと信用しない」という相変わらずの悪しき科学主義から出た見解と言わざるを得ないだろう…

関係性の科学ー東洋思想の再評価ー

今からおよそ50年ほど前、オーストリアの美しい小さな村アルプバッハに15人の科学者が集まり、生命及び科学の本質について議論を行った。呼びかけたのは、アーサー・ケストラーというユダヤ人のジャーナリストだ。この会議には、遺伝学者、心理学者など15名…

木炭と鉄

「鉄は国家なり」という有名な言葉があります。言ったのはドイツのビスマルク(鉄血宰相)でしたが、我が日本も明治維新以降、この言葉を金科玉条として鉄の生産に励みました。ということで鉄の話をするには、そもそも鉄を作り出す方法について知る必要があ…

かまとこ地蔵

DAIGOエコロジー村のある八王子・恩方地域にも「平将門落人伝説」がありますが、全国各地に散らばる「平家落人伝説」はその真偽はともかくも、地域の人に歴史における悲哀からくる郷土愛のようなものがあります。この話もその一つですが、ちょっと厳しいとい…

自由と平等の対立

フランス革命のテーゼは『自由・平等・友愛』であることは誰もが知っている。このテーゼがその後の民主主義を根本から支える基本概念となったことには誰しも反論しないだろう。そのフランス革命から200年以上経過した現在、しかし、現実の社会は『格差・不平…

エマニュエル・トッドを通して視る左翼幻想

世界の行方を占う手段として、「為替」「株価」などの経済的要因、「民族」「宗教」などを背景とした軍事的要因、そして「イデオロギー」に基づく地政学的要因などが国際政治に関わるあらゆる領域において活用されるのは現代の常識である。それは少なくとも…

久々の友との出会いのプチ旅

連休最後の11日から2拍3日で、福島・喜多方へ移住した旧友先輩の和田典久氏宅を訪問した。和田氏は当方の数少ない人生の友の一人だ。喜多方には今から10数年前に二度ほどお邪魔しているが、ちょっと間が開いた今回の訪問はやはりワクワクした。新宿から高速…

水資源の危機

石油資源と二酸化炭素の直接的関係を元にしたCOPにおける議論では、水問題は残念ながら中心的な課題にはなっていない。COPはある意味、石油資源を巡る国際的な国家利権の調整とみることができる。20世紀は確かに化石燃料(の確保)が国際関係でのヘゲモニー…

奄美墓参行道中記

○故郷墓参行の決意 故郷への長期の不義理をいつもどこかで感じながら過ごしていたのだが、「格安チケットがある」という単純かつリーズナブルな話があり、数年ぶりの故郷墓参行をしてきた。私の故郷は奄美大島である。最近合併により奄美市という名前に変わ…

新自由主義・好戦派の矛盾と気候変動問題

安倍政権が安保法案制定から経済政策へと目くらまし的方向転換を行っていますが、世界経済が一気に軍事需要に向けて走り出す、ということは好戦派がいくら仕掛けたからとて、それほど簡単ではないでしょう。そのような観点から見れば、温暖化対策を楯に排出…

流鏑馬鑑賞”和駒”考

10月4日、八王子で初めて開催されるという流鏑馬を見た。ここのところ、労働に明け暮れる中で気分的に鬱状態になっているところへ、カウンタブローのような憂事があったのでお祓い清めの意味も含め鑑賞した。流鏑馬ではないが35年近く前に京都上賀茂神社の競…

男と女

・男性と女性はそれぞれの役割を与えて神が創り給うた。 ・一方には感性より理性が、もう一方には理性より感性が少しだけ上回るように。 ・男性の理性はどちらかと言えば未来志向であり感性は現実を求めるが、女性の場合はその逆だ。 ・女性はある目的を達す…

行動の差

SEALDsという学生団体の行動がここの所良く取あげられている。「政治に無関心」と言う当代学生気質の世間評判の中にあっては、かなり政治的な行動であり、またその動員数も半端ではないゆえに、マスコミも彼らの行動を追って取材しているようだ。彼らの支持…

安倍内閣のルーツ

一昨日(7日)のBS11【報道ライブ21 INsideOUT】に出演した不破哲三氏の話は興味深いものだった。 現安倍政権に対する評価のレスポンスがどうしても目前の法解釈の技術論的手続論か、或いは戦争と平和の一般論に捉われがちになる中で、安倍晋三と…

人体は通過点

「人の一生は短い、宇宙の歴史にくらぶればその存在は瞬間的なものである。」という話は良く聞きます。これと同じように私たちの人体そのものも、もしかしたら単なる通過点に過ぎないのかもしれません。インプット(入力)とアウトプット(出力)という概念…

ウォルホフィッツ・ドクトリン

ギリシア危機を経済問題に集約する、或いは日本の集団自衛権戦争法案を国防問題に集約する、またAIIB(アジアインフラ開発銀行)問題を金融問題に集約する、、、このような見方はいわゆる「木を見て森を見ない」という格言が当てはまる理解の仕方である。情…

新興仏教青年同盟

新興仏教青年同盟とは在家の日蓮宗信者である妹尾義郎(せのおぎろう)が昭和5年(1930年)に同志とともに立ち上げた仏教改革団体である。昭和5年と言えばいわゆる翌年の満州事変を契機に「15年戦争」に突き進む日本が外に対しては侵略軍事国家として、また…

オオカミ再導入と人間社会

先日、東京・日比谷にて日本オオカミ協会主催の「オオカミシンポジウム」に参加した。シンポジウムのテーマは日本では絶滅したオオカミを再導入(再び野生として放つ)することを目的としたものだが、日本よりいち早くこのテーマに取り組んでいるアメリカと…

タバコ

タバコの常習を止めてから20年以上は経つが、それでも時々はタバコを吸う。常習を止めたのは別に「健康を慮った」訳ではなくただ何となくいつのまにかそうなったが、時折無性に吸いたくなる時がある。体が求めるというより、気分が求めるという感じだろうか…

自己本位からの脱却

昨今、時々いろいろな方から「日本が戦争に向かっている」「憲法9条を守らないといけない」という問いかけを頂きます。炭焼きをしながら、このような穏やかな気持ちで自然とともに至福の時間が過ごせるのもある意味では「平和」であるからだと思われます。炭…

美智子皇后と養蚕と女性

美智子皇后が特別に養蚕に対する意識が高いことは各種皇室関連報道からも結構知られている。背景の説明には、奈良時代より伝わる純日本産蚕の品種である「小石丸」の生産の絶滅を危惧したことと、昭憲皇太后(明治天皇妃)貞明皇后(大正天皇妃)、香淳皇后…

「安倍晋三語録ナショナリズム」批判 ~著書「美しい国へ」語録から~

その①【移民チームでW杯に優勝したフランス】 ≪安倍晋三氏曰く≫『スポーツに託して、自らの帰属する国家やアイデンティティを確認する・・・<中略>・・・フランスは、第二次世界大戦のあと、労働力が不足して大量の移民を受け入れた。だがその後ナショナ…